サーバー側のメールの管理方法

　NifTermでは、メールの内容を読み取るとホスト側で自動的に既読メールになり、そのメールは次からは読み取らない、という方法で新着メールのみを読み取るという方法を採用していました。

　それに対して、インターネットメールでは、メーラ側で既読メールのリストを持ち、それにより新着かどうかの判断を行うのが普通です。ニメラでも、ニメラのデータ内に既読メールのリストを持ち、このリストにあるメールは次からは読み取らない、という方法で新着メールの管理をしています。

　操作上は、NifTermとニメラでは以下のような違いがあります。

二つ以上のニメラ（または他のメーラ）でメールの読み取りをしたら

　各メーラがまだ読み取っていないメールを全部読み取ることになります。NifTermの場合とは異なり、他のメーラで読んだからニメラではもうそのメールを読み取らない、ということはありません。

　ただし、読み取り後サーバーから削除するように設定されているメーラで読み取ったメールは、もう読めなくなります。アウトルックエクスプレス等、読み取り後自動削除が既定値になっているメーラもありますのでご注意ください。

　NifTermでは、ニメラで読み取ったメールは既読メールとなり自動受信しなくなりますのでご注意ください。

サーバーにメールを残したままアーティクル削除したら

　NifTermでは、ふたたびタイトルの読み取りを行って新着メールとしてタイトルのみメールウィンドウに載りましたが、ニメラでは上記のリストで新着でないという判断をしますので、一度削除したメールはメールウィンドウには二度と載りません。
　サーバー側のメールの読み取りなおしや削除をしたい場合は、以下の操作を行ってください。

アーティクル削除してしまったメールの読み取りなおし

　サーバー側に残っているメールは、以下の方法で読み取り直しができます。

１．[オプション]-[アカウント]でそのメールを受信したアドレスを選び、[プロパティ]ボタンを押します。
２．[メール]タブを選び、リストから読み取りなおしたいメールを選んで（複数選択可）右クリックして[ダウンロード予約 する]を選びます。
３．次回のアクセスで予約実行をするとそのメールの読み取りなおしを行います。

サーバー側にあるメールの削除予約

　メールウィンドウにあるメールは、NifTermと同様に、メールウィンドウでダウンロード予約を行うと削除予約できます。
　メールウィンドウから削除してしまったメールは、以下の方法で削除予約ができます。

１．[オプション]-[アカウント]でそのメールを受信したアドレスを選び、[プロパティ]ボタンを押します。
２．[メール]タブを選び、リストから削除したいメールを選んで（複数選択可）右クリックして[サーバーから削除 する]を選びます。
３．次回のアクセスで予約実行をするとそのメールの削除を行います。

サーバー側にあるメールの自動削除

　[オプション]-[アカウント]の[プロパティ]の[基本設定]タブで、サーバーからメールを自動削除するように設定できます。

・内容読み取り時自動削除
　メールの内容を読み取ったあと、自動的にサーバーから削除します。タイトルのみを読み取った場合は削除しません。
　ニメラでは、安全のため、削除は、読み取った回のアクセスでは行わず、その次の回のアクセスで行います。メール受信直後にニメラやシステムのトラブルなどでメールがディスクに保存されなかった場合でもそのメールを失わないようにするためです。

・×日で削除
　内容を読み取ったかタイトルのみ読み取ったかにかかわらず、そのメールがメールウィンドウに載ったあと×日経過したあとのアクセスで削除します。