有線LANと無線LAN(Wi-Fi)を両方使いたいけど、モデム/光回線終端装置(ONU)のLANポートがひとつしかなくて、そこにはすでにPCが有線でつながってて、無線ルーターを買ってきても刺す口がない、PCは有線のままにしたいし…と悩む方が最近多いようです。
(このページの内容は、ADSL・光・CATVなどのブロードバンド回線で家庭からインターネットに接続している場合を想定しています)
現物を見ればひと目でわかるんですが、家庭用無線ルーターには、モデムとつなぐためのWAN側(INTERNET)端子のほかに、パソコン等を有線でつなげるLAN側端子が1~4個くらいついていますので、無線ルーターを買ってきてモデムとパソコンの間にはさめばOKです。
回線事業者やプロバイダが月額×円とかで提供している無線LAN契約は、無線ルーターを借りるための契約です。自前で無線ルーターを用意してつなぐなら追加契約や月額料金はいりません。
重くなりすぎ等のトラブルがない範囲内ならスマホ、タブレット、プリンタ、ゲーム機、ノートPC等、無線で何台もつないでもかまいません。
LAN側の空いている口にも、有線でパソコンやゲーム機、プリンタ、デジタル家電等、つないでかまいません。
何台までつないで大丈夫かはネットの利用状況等によって異なりますので一概には言えません。実際につないで使ってみてください。
いいえ。設定が必要です。
家の外のプロバイダと無線ルーターをつなぐためのWAN設定、家の中のWi-Fi機器を無線ルーターにつなぐための無線設定が要ります。具体的な設定のしかたは機種により違います。無線ルーターを買ってきて箱をあけると最初の設定方法が書かれた一枚ぺらの大きな紙または冊子が入っていますので、そこに書いてある手順で設定すればたいていOKかと思います。
設定がすんだ無線ルーターのLAN側ポートに有線で機器をつなぐ場合は設定は特にありません。IPアドレス自動取得になっている機器(たいていの機器はデフォでそうなっていると思います)ならLANケーブルをつなぐだけです。プロバイダにつなぐ設定などがされている場合は削除して(IPアドレス自動取得に戻して)からつないでください。
Wi-Fiの電波は遠くまで飛びません。家の無線ルーターの電波が使えるのはせいぜい家の中だけです。外出先では今までどおりキャリア/MVNO/Wi-Fiスポット等の電波を利用します。
検索ワードを見ているとこれが疑問の方が意外といらっしゃるようですのでつなぎ方の話とはまた別の話になりますがさらっと書きます。
メールアドレスは、あなたの家に来ている回線についているわけでも、パソコン1台ずつについているわけでもなく、プロバイダなどのメールサーバーの中のメールボックスについています。あなた宛に送られてきたメールはあなたの家の回線、あなたのパソコンめがけて送られてくるわけではなく、どこかにあるメールサーバーのあなたのメールボックスに送られてそこにたまります。パソコン側にメールボックスの情報(メールサーバー名とアカウントとパスワード)を設定しておくと、パソコン側からメールサーバーにたまっているメールを取りに行くという仕掛けです。
追加したパソコンで新しいメールアドレスを使いたい場合は、どこかのサーバーに新しいメールボックスを確保する必要があります。プロバイダに申し込んで追加のメールアドレスを取得する(有料かもしれません)、フリーメールを申し込む、などの方法があります。詳しくはプロバイダの会員向けページを見たりぐぐったりしてください。メールアドレスを取得したらその情報をパソコン側に設定してやればOKです。
すでにメールを利用しているスマホは、家のWi-Fiにつないだ場合でも今までどおりのアドレスでメールの送受信ができます。
スピードや電波の強さによって安いのから高いのまであります。
回線の速さや、お住まいの広さなどに応じて、お財布ともご相談の上、レビュー等で評判のよい機種を選べばよろしいかと思います。
ハブはルーターの内側につなぐことができます。ルーターについているLAN側ポートが足りなくなったらハブで増やせます。
ルーターより外側にハブをつないで分けるのはダメです。ルーターはひとつの回線に複数台の機器をつなぐのに必要な交通整理をするので、ルーターをバイパスするようなつなぎ方をすると同時にネットできません。
詳しくは下記ページをご覧ください。
うちのモデムはルーター内蔵なんだけど…という方も下記ページをご覧ください。
ネットの回線を分配してつなぐ機器を増やしたい・LANポートを増やしたい