CPU空き時間を利用して指定したターゲット文字列に合致する12桁トリップを探索するプログラムです。
①を押してターゲットを追加します。ターゲットの指定方法は「追加」を押して出てくるダイアログボックスをご覧ください。同じ書式で作ったテキストファイル(SJIS)からターゲットリストをロードすることもできます([ファイル]-[ファイルからターゲットリストを読み込む])。
②のリストにターゲットが入ったら、探索処理のスレッド数を指定して③探索開始を押すと探索が始まります。スレッド数は既定値(*がついている数字)を選択するとすべてのCPU空き時間を使うので探索が速くなります。パワーセーブしたい場合はスレッド数を減らしてください。
トリップが見つかると②のリストの「発見」欄の数字が増えます。②からターゲットをクリックすると④の欄にトリップキーとトリップが表示されます。
[ツール]-[設定]でスレッド数の既定値を変更できます。探索中のPC自動スリープの抑制も設定できます。
以下のコマンドラインパラメータが指定できます。
パラメータ | 説明 |
---|---|
/SSE2 /SSE3 /SSSE3 /SSE4.1 /SSE4.2 /AVX /AVX2 /AVX512 |
CPU拡張命令セットの使用を制限します。指定したレベルまでの命令セットを使いそれより上の命令はCPUについていても使いません。 いずれも指定しなかった場合はCPUについている命令セットを使います。 指定する場合は左のいずれかひとつだけを指定してください。CPUについていない命令セットを指定した場合は無視されます。 どの命令セットを使う設定になっているかは[ヘルプ]-[バージョン情報]で確認できます(CPUについていない命令セットと指定により使わない命令セットは淡色表示されます)。 /AVX2はDayトリッパー2以降のみ、/AVX512はDayトリッパー3のみです。 |
/AUTOSHA /NOSHA |
Intel SHA Extensions搭載のCPUで同機能を使うかどうかを指定します。 /AUTOSHAを指定すると、使うと速くなるかを最適化中に測定し、速くなるときだけ使用します。 /NOSHAを指定すると、使用しません。 Dayトリッパー3でのみ有効です。どちらも指定しなかった場合は/AUTOSHAが指定されたものとして動作します。 Intel SHA Extensionsを搭載していないCPUでは無視されます。 |
/START |
起動時に探索を開始します。 /STARTの指定の有無にかかわらず、ターゲットリストはプログラム終了時に自動セーブ専用ファイルに自動セーブされ起動時に自動ロードされます。 /STARTを指定すると起動時に前回終了時のターゲットリストでの検索が始まります。 |
/NO256 |
256ビットSIMD命令の使用をしません。 Dayトリッパー2以降でAVX2使用時のみ有効です。 |
Dayトリッパー3ではAVX-512に対応し、同機能を搭載したCPUでのパフォーマンスを劇的に向上します。(上のスクリーンショットはCore i7-11700KF(ドノーマル)でAVX-512使用時のものです。)
Dayトリッパー3ではIntel SHA Extensionsにも対応しています。(AVX2/AVX-512搭載CPUではSIMDで8/16トリップ並列処理したほうが速いので使われないケースがほとんどと思われますが一応対応しています。)
スレッド数を既定値から減らさずに使った場合、探索中はCPU使用率がずっと100%になります。電源や放熱に弱点のあるPCで長時間使用した場合、トラブルを誘発する可能性があります。電気料金が予想外にかかるかもしれません。いかなる結果が生じても作者は責任を負いません。
Dayトリッパーはフリーソフトウェアです。
ソフト名/バージョン | 動作環境 | サイズ | 公開日 | |
---|---|---|---|---|
Dayトリッパー3 Ver 3.0.0.1 | 無料ダウンロード | Windows 7sp1 ~ 11 (x64版のみ) メモリ4GB以上 |
440KB | 2019/10/29 |
32bit版のWindowsでは動きません。
ダウンロードしたファイルにはDayTripper.exeというファイルがひとつだけ入っていますのでこれを適当なフォルダに置けばそのまま使えます。最初の起動時に「発見したトリップを溜め込むファイル」のパス名を聞いてきますので指定してください。
[ツール]-[設定]で「終了時レジストリから設定を削除」にチェックをつけてOKを押し、Dayトリッパーを終了したあと、DayTripper.exeと「発見したトリップを溜め込むファイル」を削除してください。