C/C++/C#/Java/BasicプログラマのためのCASL II 入門講座

アセンブラの経験がないと、アセンブラは難しい、なんとなくとっつきにくい言語と思われるのではないかと思います。 しかし、それは誤解です。

Cプログラミングでポインタを使える方ならCASL II は簡単に習得できるはずです。 なにしろたった6ページ(情報処理技術者試験センター発行の資料の中のページ数)ですべてを説明しつくせる小さな言語なのですから。

ポインタがいまいちよくわからない方も、CASL II を学習すればポインタが感覚的に理解できるはずです。

情報処理技術者試験の受験者の方もそうでない方も、食わず嫌いのままでいるより、だまされたと思ってぜひ一度読んでみてください。 あなたも今日からばりばりのCASL使いになれること請け合いです。

目次
第1章 Hello, World!
データを確保する/ラベルはアドレス/オペランド/語/機械命令、アセンブラ命令、マクロ命令/STARTとEND/RETは必須/コメント

第2章 フィボナッチ数列
汎用レジスタ/加減算/リテラル/オペランド指定に注意/フラグと条件分岐/構造化/アセンブラのループはカウントダウン/ゼロクリア/実行開始アドレスの指定

第3章 レールフェンス暗号
連続領域を確保/指標レジスタと実効アドレス/LAD(Load ADdress)命令はアドレスをロードする命令?/IN命令/比較命令/符号の有無と大小関係/ゼロとの比較/比較と減算

第4章 乗算
シフト命令/乗算のアルゴリズム/オーバーフローの考慮/定数を掛ける/スタック/PUSH命令・POP命令/レジスタとサブルーチン呼び出し/RPUSHマクロ・RPOPマクロ/除算

第5章 数値を10進数の文字列に変換する
文字コード/数値から10進文字への変換/定数/CALL命令とPRレジスタ/ラベルを定義するだけの行/10進数の文字列を数値に変換する/符号付きの変換

補講 32ビット演算
CASLII/COMETIIで32ビット演算を行う方法について、基本的な考え方を解説しています。

付録 CASL II クイックリファレンス
付録 CASL II 無駄のないプログラミングのためのレシピ集

DCasl2製品紹介 言語の習得には実際に使ってみるのがなによりです。Windowsで動作する使いやすいCASL II 開発環境をご用意しています。シェアウェア(1,500円)ですがお試しは無料です。

CASLシミュレータ ブラウザ(IE、FF、opera)内で動作する CASL II / COMET II  シミュレータです。ダウンロード・インストール不要です。とりあえずCASL II プログラムの実行をしてみたい方向けです。

情報処理技術者試験センターのサイト  CASL II の正式な仕様はこちらからダウンロードできる「出題範囲」という資料の中にあります。

このドキュメントはひとりでも多くの方にCASL II を習得していただき、あわよくばDCasl2をお買い上げいただこうという魂胆でDCasl2の作者Daytimeが作成したものです。文責はすべてDaytimeにあります。

このドキュメントは以前このURLにあった「CプログラマのためのCASLII入門講座」を改稿したものです。

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