ニメラ Outbound Port25 Blocking対策
スパムメール対策のためにポート25をブロッキングするプロバイダが最近多いようです。ブロッキングされると、「回線の接続に使っているプロバイダ」と「メールサーバーがあるプロバイダ」が異なる場合にのみ、ポート25が使えなくなり、メール送信サーバーのポートに25を設定しているとメール送信ができなくなります。
この場合は以下のように設定してください。
@niftyのSMTPサーバーを使用している場合の設定
@nifty以外のプロバイダを使って回線を接続し、@niftyのメール送信サーバー(smtp.nifty.com)にアクセスしている場合は、[オプション]-[アカウント]のプロパティの「送信サーバー」の枠の中で、FAQのA-005のとおりに設定してください。
@nifty以外のSMTPサーバーを使用している場合の設定
以下のような方法がありますのでいずれかをご利用ください。
- (a)そのSMTPサーバーの代替ポートを使う方法
-
SMTPサーバーを管理しているプロバイダのページなどで、25以外に使用可能なポートがあるかどうか、ある場合は設定内容について、ご確認ください。[オプション]-[アカウント]のプロパティの送信サーバーの枠のポート番号や認証などの設定をそれにあわせて変更してください(SSL用のポートは現行のニメラでは使用できないのでご注意ください)。
- (b)代わりに@niftyのSMTPサーバーを使う方法
-
@nifty IDをお持ちであれば、[オプション]-[アカウント]のプロパティの送信サーバーの枠の中を、FAQのA-005のとおりに設定してください。
- (c)代わりに回線の接続に使っているプロバイダのSMTPサーバーを使う方法
-
回線の接続に使っているプロバイダのメール送信(SMTP)サーバーのアドレスとポート番号を調べて、それを[オプション]-[アカウント]の「送信サーバー」欄で設定してください。この場合はポート番号が25でも問題ありません。認証が必要な場合は、「認証が必要」と「受信と別の認証を使用」にチェックをつけて、出てきた欄に、そのプロバイダのアカウントとパスワードを設定してください。
(b) (c)の場合、From:に書く送り元とメール送信に使うサーバーが一致しなくなりますが、これは自宅の住所から送る郵便物を外出先のポストに投函するようなものなので、一般的には特に問題ありません。返事はちゃんとFrom:のアドレスに来ます。
ニメラ0.80でのOutbound Port25 Blocking対策について
- ポート設定の自動変更
-
旧版で、送信サーバーに@niftyのSMTPサーバー(smtp.nity.com)を設定していた場合、0.80以降にバージョンアップしたときに、ポートを自動的に25から587に変更します。@nifty以外のプロバイダを使って回線を接続している場合にアクセスを拒絶されないようにするためですが、@niftyで回線を接続している場合でもこの設定で問題ありません。
注意:特殊な環境などではポート587へのアクセスに支障がある場合があるかもしれません。その場合はお手数ですがバージョンアップ後にニメラの[オプション]-[アカウント]やネットワークの設定を見直してください。
- 自動変更できない場合
-
-
旧版でsmtp.nifty.comに設定していても、「認証が必要」にチェックをしていない場合かつ受信サーバーがpop.nifty.com以外になっている場合は、設定の自動変更を行いません。変更してしまうとアクセスができなくなってしまうためです。この場合はお手数ですが上の要領で手動設定してください。
-
旧版でsmtp.nifty.com以外のSMTPサーバーを設定していた場合、自動変更は行われません。上の要領で手動で設定してください。
- 設定のガイダンス機能
-
ニメラ0.80以降では、[オプション]-[アカウント]のプロパティで、送信サーバーとしてsmtp.nifty.comのポート25を設定しようとすると、ポート587を設定するようにご案内します。
smtp.nifty.com以外のサーバーを設定する場合は働きません。